入口 > 珍書屋 > 戦後の研究会 > 近世庶民文化 > 「近世庶民文化」と「江戸紫」 > 【27号〜31,32号】

閑話究題 XX文学の館 珍書屋 戦後の研究会 近世庶民文化

二十七号 〜 三十一、三十二合併号
増刊号
「ひとりね」
「笑府研究」
「艶道俗説辯」


二十七号 〜 三十号

頁数刊年 二十七号〜三十号
2756頁昭和三十年四月三十日
2864頁昭和三十年六月二十日
2964頁昭和三十年十月八日
3052頁昭和三十年十二月十五日

二十七号
目次表紙裏
手毬唄なんやかや 魔山人1
手のくぼについて 奈良一彦7
川柳四目屋藥 未知庵主人8
花の鎗對の行烈 小谷左内15
きのふはけふ談義(一) 觀雲亭20
初代川柳翁句碑再建について24下
臙脂筆餘録「紅唐紙」25
別冊「川柳吉原志」(二) 樂虚子32
東・西・南・北
手毬歌國字解 鬼塚和之38
薩摩の男色 近常眞裕38
こんにやく問答 有村英二39
相模下女 佐藤 實40
肉襦袢 長田敏夫40
葉末お節介 風 立秋41
瓦版のはやり唄 武藤秋一41
明治と昭和と 生島住人42
書名の讀み方 佐藤秀太郎43
「詳釋」ヲ讀ム オカ一ロウ43
「柳の葉末」合同研究〔第五回〕44
茶室55
後記裏表紙

古川柳で御馴染みの「相模下女」のは実態は川柳とは異なり正直一途で勤勉である、と言う相模産まれ、在住の齋藤昌三の論考が面白です。

二十八号
目次表紙裏
相模女好色考
  • 相模女の變遷
  • 江戸と相模女
  • 相模女の産地
  • 相模女の研究文献
  • むすび
齋藤昌三1
きのふはけふ談義(二) 觀雲亭13
陽石その他
  • 富士川の陽石
  • 犬張子
  • 沐浴
  • 乳の子
岡田 甫19
別冊「川柳吉原志」(三) 樂虚子23
「葉末」など 佐藤秀太郎29下
「末摘花詳釋」を讀む 魚澤白骨30
「房内秘道經」正誤38下囲
末摘花詳釋 讀者カード抄39
「柳の葉末」合同研究〔第六回〕41
茶室46
江戸時代噺本研究資料
  • 凡例
  • (一)翻刻書の部
    • (A)全集類の翻刻
    • (B)一書だけの翻刻
    • (C)他書中に所収されたものの翻刻
  • (二)選集の部
  • (三)雜の部(出典不明記・口語譯)
  • (四)複製の部
  • (五)噺本に關する記述の部
  • (六)書目・年表の部
  • (附)索引の部
武藤禎夫48
質疑應答裏表紙裏
後記裏表紙

二十九号
目次表紙裏
川柳四目屋考 未知庵主人1
ちちの粉 佐藤秀太郎11下
志ん橋の提灯 稻垣武雄12
毬唄追て書 魔山人14
よ世が記 寄せ雅き
「なすび」について 西村富夫17
「葉末」聞書 林 ョ介17
葉末研究追加 七筒子18
中條の訓み方 高林秋之介18
さとのゆき 有村英二19
きのふはけふ談義(三) 觀雲亭21
「詳釋」讀後感 瓢々子28
「噺本研究資料」を讀む オカ・イチロウ32
訂正・其他 魚澤白骨33
訂正・追補 武藤禎夫34
會報35下囲
別冊「川柳吉原志」(四) 樂虚子36
魚澤氏に答える 岡田 甫40
「柳の葉末」合同研究〔第七回〕46
宮武外骨先生追悼
宮武外骨翁 木村 毅53
外骨先生と私 柳田 泉55
浮世繪から古川柳へ 齋藤昌三60
茶室63
後記裏表紙

三十号
目次表紙裏
初冬雜記
  • 雷門の大提灯
  • ひろちゃくする
  • お蔭參り
  • 誤謬懺悔
  • 冠の緒
岡田 甫1
川柳四目屋考(二) 未知庵主人9
岩田九郎著「川柳評解」評 きりのや18
「色競手管巻」に就て 林 美一19
なめたかずんばい
  • 吉原の火消
  • 幽霊と化物
  • ひろちゃく
山崎荻風20
會報21下囲
きのふはけふ談義(四) 觀雲亭22
質疑應答29下
「詳釋」(下)讀後感 瓢々子30
「末摘花詳釋」所見 山路閑古33
如是我觀 魔山人35
指ほどに 酒井生36下段
女唐人 七筒子37下段
別冊「川柳吉原志」(五) 樂虚子38
外骨先生と私 齋藤助次郎42
「柳の葉末」合同研究〔第八回〕43
茶室50
質疑應答裏表紙裏
後記裏表紙


柳里恭の「ひとりね」を文化六年の写本から活字化したものです。所々に注釈もあります。二冊とも刊記が無いため刊行年月は推測です。またノンブルは通巻です。

増刊9、10号「ひとりね」上下

頁数刊年 増刊号「ひとりね」上下
60頁昭和三十年八月(?)
155頁昭和三十年十一月(?)
口絵写真 書影上巻別丁
里恭日記斷簡 影印下巻折込別丁
校訂者の言葉1
ひとりね7

中国明末の笑話集「笑府」の「閨風部」及び艶話を明和五年板から活字化したものです。標題に研究とある通り、活字化の部分より解題が圧巻です。これも刊記が無いため刊年は推測です。

増刊11号「笑府研究」
頁数刊年 増刊号「笑府研究」
48頁昭和三十一年二月(?)

『笑府』解題 武藤禎夫1
『笑府』の艶話
  • 凡例
  • (1)抄譯本『笑府』閨風の部
  • (2)『笑府』艶話二十話
  • 附 噺本と關連の部
    • (A)前期噺本
    • (B)後記咄本
    • (C)漢文艶笑本
    • (D)落語

23

【近世庶民文化】五周年記念の合併号です。記念号のため記事が多すぎたのか、後記が無く刊記もありません。従って当号も刊年は推測です。また、所蔵本には巻頭に「岡田甫先生祝賀大會」と題するスナップ写真二題、一葉が貼られているのですが、庶民文化とは直接は関係無いものと思われます。

三十一・三十二合併五周年記念特集
頁数刊年 三十一・三十二合併五周年記念号
120頁昭和三十一年四月(?)
目次表紙裏
写真 岡田甫先生祝賀大會別丁
洒落本「肉道秘鍵」 齋藤昌三1
「梅暦」のコマーシャル 秦 豊吉10
覺書その他
  • 大乙堂詩鈔
  • 津久波
  • 毬唄國字解と粹辨當
  • 繪入本大東閨語の畫系
  • 「小夜中山」孕み女の件
  • 「浮世繪師」の初めか
  • 『睦月連理〓』の睦月の讀み方
  • 貞重改一雄齊國輝
尾崎久彌13
お傳かわらけ説 林 美一18
禁演落語と長尾素枝 正岡 容23
名古屋の小咄 竹柏野葉三25
川柳久良伎 吉田機司28
閨房日記 岩佐東一郎30
志ん橋の提灯について 伊藤晴雨32
風流コント 騒聲喃語集 武野藤介35
時代映畫のセリフ 南部僑一郎39
犬つれづれ 原比露志40
ミラア訪日 三宅一郎43
ふたつの顔 右曾根民郎44
なまけもの 楠田匡介46
寛政・享和咄本日録 官尾しげを4
接吻の漢字 周啓明52下囲
五文字會談(一) 觀雲亭54
見利評万句合の艶句 松平五面子59
てのくぼ補記 魔山人62
川柳四目屋考(3) 未知庵主人67
「笑府研究」正誤表73下
かの・えさる 富士野鞍馬74
末摘花の思い出 坂本 篤79
男女一代心得の歌80下段
江戸自慢
  • 二厘五毛
  • 兩根の辨
岡田 甫83
「柳の葉末」合同研究〔第九回〕88
按古於當世 下掛篇
  • 解題
  • 按古於當世巻六
武藤禎夫94
茶室119

艶の字が異なるのですが、一般には無い字であることと、通常は艶で通っていますので、今回はそのまま艶を使いました。尚、当誌も刊記は無しです。

増刊12号「艶道俗説辯」
頁数刊年 増刊号「艶道俗説辯」
72頁昭和三十一年五月(?)
口絵写真
 巻之二 表紙
 巻之一 影印
別丁
目次1
解題 尾崎久彌2
艶道俗説辯
4
補註
  • 書名の部
  • 人名の部
  • 歌之部
  • 付けたり 小松百龜傳

65
餘白に 封醉小史72

入口 > 珍書屋 > 戦後の研究会 > 近世庶民文化 > 「近世庶民文化」と「江戸紫」 > 【27号〜31,32号】