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ネタ帳


ここ数年、様々な理由で更新が滞っていますが、公開するネタが無い訳ではなく、まとめる時間と推進する意欲が衰えていることが最大の理由です。そこで、これらの状況が改善するまでの間、ネタの情報だけでも公開して、お詫び代わりの繋ぎにしたいと考えました。新ネタ、修正ネタ、改定予告、単なるメモなど内容はバラバラです。本来はブログを作ればよいのでしょうが、それ程定期的にネタが手に入る訳でもなく、量が多い訳でもないので、「ネタ帳」というジャンルを作成しました。何れ、まとまった段階で「ネタ帳」からは削除することになろうかと思います。上が最新です。


梅原北明
  
「戦前の珍書屋」内の「梅原北明とその周辺 文芸市場社以前」で "現在判明している最も古い梅原北明著述の文章は、雑誌「性と愛」(性愛社)の2巻10号(大正11年10月)に掲載された『戀愛と性教育に關して鎌田文相と語るの記』と題したインタビュー記事である。" と書いたが、前月号の2巻9号に「日蓮主義より観たる恋愛憧憬」(股旅堂目録10)なる記事がある由。外れてしまって未入手なのが残念ではあるが、この様子ではこの周辺の他号にも記事があるかも知れない。(2013/12/9)

人面鬼
  
人面鬼招かれた女活字版「人面鬼」の表紙(左)はこの本の為にデザインされたと思える程、内容にマッチしたものであるが、実は「招かれた女」(ボーヴォワール、河口篤・笹森猛正訳、創元社、昭和二十七年三月)(右)のパクリである。因みに絵の作者は古沢岩美。
  
初版のガリ版本は四部四冊構成であると従来から言われてきたが(活字版の第五部が取ってつけた様な印象を受けることも理由の一つ。)、初版第二部の巻末に第五部までの刊行予定が載っているので、初出のガリ版本も第五部まで有ったのかも知れない。

コンテンツ
当サイトのコンテンツ「相対会」内の「「相対」異聞」の改定三版を計画している。

相対会
世話人三人の名前が判明。初代(橋本春陵)と三代(小倉ミチヨ)は既に分かっていたが、中の二代目は岡部長郎である。突然一般人(?)の本名が出てきても困惑するばかりであるが・・・
官憲との対立を回避し、資料を共同所有するために創設した第一組合であるが、相対会会員で、第一組合に加入しなかった人などいるのだろうか、という疑問を嘗て発したことがある。神保町系オタオタ日記(http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20071101/p1)によると、坪内逍遥の日記に『5年3月1日 小倉清三郎へ入会を辞して五円を送る』というのがあるらしい。『「入会を辞(す)」というのは、「入会を断る」ということか、「退会する」ということか、どう読むべきなのだろう。』と疑問が呈せられていたが、これこそが相対会会員でありながら第一組合に加入しなかった実例であろう。

袖と袖
文芸資料研究会版「袖と袖」表紙文芸資料研究会版「袖と袖」扉

文芸資料研究会版なる「袖と袖」が日本の古本屋でヒットした。購入後確認したら、確かに扉には文芸資料研究会の文字があった。但し、中身は、破調荘 書院版と同一の版と思われる。本当に文芸資料研究会で出したのか?


コンテンツ
当サイトのコンテンツ「雑誌資料」に以下の雑誌を追加予定である。地下版/会員制版では「エロ」「猟奇」「匂へる園」「雅俗」、公刊では「でかめろん」「絵入百物語」「あまとりあ」「人間探求」。公刊誌は束があり、内容も多いので総目次は無理かもしれない。

戦後地下本の刊行案内
「趣味同好会案内」「趣味同好会案内」地下本雑考内の態位集系譜考序説で問題点を含みながらも推測した「鴛鴦閨房秘考」と「妹背閨房考」の発行時期の前後関係が実は逆であったことが判明した。従って、疑問を呈していた部分は解決したことになる。但し、書き換えが大変なので、改訂はかなり後になると思われる。実際の刊行順を記述した号もあるガリ版の刊行案内「趣味同好会」など戦後の地下本の刊行案内がそれなりに手元にあるので、整理して公開しようと以前から考えていたのであるが、なかなか時間が取れなくてそのままになっている。(拡大画像はどちらも2MB近くあるので要注意)

南柯書院
「戦前の珍書屋 分派分裂」で正体不明とした南柯書院創立発起人の六人の内の一人岩野薫が詩人岩野泡鳴の息子であることが分かった。

コンテンツ
当サイトのコンテンツ「秘本縁起」に「枠物語の艶本」「海外艶本書誌」を追加予定でいる。
前者は「ツルーラブ」「船長夜話」「聖書」の解説。
 
後者は欧米艶本の書誌である、「世界好色文学史」「世界珍書解題」「仏蘭西艶褻文献 BIBLIOGRAPHIE du roman erotique au XIXe siecle」、ハイン、雑誌の書誌記事、欧米サイト等の解説である。

コンテンツ
当サイトのコンテンツの内、「彌縫録」「地下本基礎講座」「珍書屋」を全面改訂する予定でいるが、何時になるやら、意気込みだけが脳内をグルグル回っている。

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