| 一. その心布団へ紙をはさむなり |
| 二. 鼻息の時ぬいて喰いつかれ |
| 三. 借金の穴を娘の穴で埋め |
| 四. 首ったけわづかな穴ではめるなり |
| 五. 痛いことないと娘を口説くなり |
| 六. まんぢゅうのようにへのこを美味しがり |
| 七. まちかねてへのこがよだれたらす也 |
| 八. 歩くたび付根の見える憎らしさ |
| 九. 足を繩になってねだり事をいひ |
| 十. 怪しからぬよがり聲隣(?)でいきどほり |
| 十一.もう泣きゃせぬからよやと女房が言い |
| 十二.遊ばれませと早くころぶなり |
| 十三.手も足もはなしてしなと下女は泣き |
| 十四.もっと寢てご座れに嫁は消えたがり |
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